ボイラー取扱作業主任者とは?ボイラー関連の資格取得に必要な知識
2016/08/19
「就職・転職に有利だから」「キャリアアップに役立てたい」など、ボイラー技士やボイラー整備士といったボイラー関連の資格取得を考えている人は多いでしょう。ボイラー関連の資格は簡単に取得できるわけではありません。甘く見ていては時間や費用を無駄にしてしまいます。そこで、ボイラー取扱作業主任者とは何なのか詳しく説明しましょう。
- ボイラー取扱作業主任者とは
- ボイラー取扱作業主任者に必要な資格
- ボイラー取扱作業主任者の選任基準
- ボイラー取扱作業主任者の職場、就職について
- 1級、2級ボイラー技士の試験について
- 特級ボイラー技士とは
- ボイラー取扱技能講習について
- ボイラーに関してよくある質問
この記事を参考にすれば、ボイラー取扱作業主任者になるための必要な資格や基礎知識、試験対策について知ることができます。ボイラー取扱作業主任者について知りたい方、ボイラー関連の資格を取りたい方は必読です。
1.ボイラー取扱作業主任者とは
一定以上のボイラーの設置・取扱場所には必ずボイラー取扱作業主任者を選任しなければなりません。では、ボイラー取扱作業主任者とはどんなものなのでしょうか。
1-1.作業主任者とは
労働安全衛生法により労働災害防止のために定められた制度が「作業主任者」です。作業主任者は主任者となるための技能講習修了した者、免許を受けた者を指しています。主に、労働災害を防止するための管理が必要となる事業場では、作業主任者を選任しなければなりません。作業主任者の免許にはボイラー取扱作業主任者のほかに、ガス溶接・高圧室内・林業架線・エックス線・ガンマ線透過写真撮影などがあります。
1-2.ボイラー取扱作業主任者について
ボイラー取扱作業主任者は作業主任者の中で「ボイラー」の取り扱いに特化した者のことです。ボイラー取扱作業主任者に選任されるためには、特級・1級・2級のボイラー技士免許を取得しているか、または、ボイラー取扱技能講習を修了しなければなりません。
1-3.ボイラー取扱作業主任者の職務
ボイラー取扱作業主任者の職務は、主に10の項目にわけられます。
- 圧力、水位および燃焼状態の監視
- 急激な負荷の変動を与えないようにする
- 安全弁の機能保持
- 最高使用圧力を超えて圧力を上昇させない
- 1日1回以上、水面測定装置の機能点検
- 適度に吹き出しをおこない、ボイラー水の濃縮を防ぐ
- 給水装置の機能保持
- 低水位燃焼や断装置、火災検出装置などの自動制御装置の点検・調整
- ボイラーに異常が見られたときは必要な措置する
- 排出されるばい煙の測定濃度、ボイラーの取り扱いにおける異常の有無の記録
1-4.ボイラー取扱作業主任者の必要性
ボイラーには温水・蒸気・灯油などの種類があります。ボイラーの構造によっては誤った運転で爆発を起こす可能性もあるのです。ボイラー技士を取得しなければ取り扱いできない種類が多数あります。ボイラー取扱作業主任者は安全・安心を確保するための必要な資格になるのです。
2.ボイラー取扱作業主任者に必要な資格
ボイラー取扱作業主任者でも級によって取り扱いができるボイラーが異なります。特級・1級・2級・ボイラー取扱技能講習修了者とそれぞれ詳しく解説していきましょう。
2-1.特級ボイラー技士
ボイラー技士の中でもほとんどの作業場で作業主任者として働けるのが「特級ボイラー技士」です。特級ボイラー技士が取り扱えるボイラーは小規模ボイラーから伝熱面積が500m2以上のものになります。最も試験範囲が広いため、幅広い知識を身につけなければなりません。
2-2.1級ボイラー技士
1級ボイラー技士が取り扱えるボイラーは小規模ボイラーから伝熱面積25m2~500m2以内です。伝熱面積500m2以上のボイラーだけ、作業主任者として働くことができません。
2-3.2級ボイラー技士
1級ボイラー技士に次いで取り扱い範囲が狭くなるのがボイラー技士2級です。2級が取り扱えるボイラー設備は小規模ボイラーから伝熱面積25m2以内になります。
2-4.ボイラー取扱技能講習修了者
ボイラー取扱技能講習修了者は、小型ボイラー取扱業務特別教育を修了した者のことを指しています。小規模ボイラー、または小型ボイラーの取り扱いが可能です。また、特級・1級・2級ボイラー技士は試験に合格しなければなりません。一方、ボイラー取扱技能講習修了者は講習を受けるだけなので、受験資格の制限はないです。
3.ボイラー取扱作業主任者の選任基準
それでは、ボイラー取扱作業主任者の選任基準について説明します。設置・取り扱うボイラーによって選任基準が異なるため必ず把握しておかなければなりません。
3-1.伝熱面積とは
ボイラー取扱作業主任者の選任基準は「伝熱面積」の合計で決まります。伝熱面積とは、熱交換機器の伝熱に影響してい表面の面積です。伝熱面積が大きければ大きいほど伝燃量も大きくなります。大きいボイラーを取り扱う場合は特級、または1級ボイラー技士を取得しておいたほうがいいでしょう。
3-2.ボイラーの区分と必要な資格の一覧
ボイラーの区分は主に、ボイラー(小型・簡易ボイラーをのぞく)、小型ボイラー、簡易ボイラーの3つです。それぞれによって必要な資格が異なります。ボイラーの区分と必要な資格の一覧が一般社団法人日本ボイラー協会のHPに記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
3-3.労働基準監督署への報告について
ボイラー取扱作業主任者の選任については、各所轄の労働基準監督署への報告は不要です。しかし、性能検査の際は作業主任者を選任していることを証明しなければなりません。必ず選任されているかどうか確認されるため、免許証を提示する必要があります。
3-4.小型ボイラー、簡易ボイラーの選任義務免除について
小規模ボイラーよりも小さい種類が小型ボイラー・簡易ボイラーです。小型ボイラー・簡易ボイラーに関してはボイラー取扱作業主任者を選任する必要はありません。ただし、小型ボイラーの取り扱いについては特別教育が必要になります。
4.ボイラー取扱作業主任者の職場、就職について
ボイラー技士とは異なるボイラー取扱作業主任者は、一体どんなメリットがあるのでしょうか。メリットだけでなく、職場や就職・求人、年収・手当てについて見ていきたいと思います。
4-1.メリット
ボイラー取扱作業主任者になると、技術者を束ねる立場として働くことができます。ボイラーの取り扱いや管理だけでなく、人を監視できる立場で経験が積めるのです。事業場で働く人たちをまとめる能力が身につき、スキルアップにつながります。
4-2.職場
ボイラー取扱作業主任者の職場は、主に大型ボイラーのある事業場や工場、ボイラーの設置・取り扱いが必要になるホテル・商業施設、ビル設備会社などです。資格を取得すれば、より幅広い職場が見つかるでしょう。
4-3.就職、求人について
資格を取得しても就職できない、求人がなければ意味がありませんよね。ボイラー取扱作業主任者は就職・転職に有利だといわれています。なぜなら、ボイラーの専門知識を取得している証明になるからです。容量の大きいボイラー・圧力容器を取り扱っている現場では、ボイラー取扱作業主任者を必要としています。無資格者よりも資格取得者のほうが断然有利です。
4-4.年収、手当てについて
就職・求人はもちろんのこと、年収・手当てについて気になっている人は多いでしょう。ボイラー取扱作業主任者の年収は、およそ400万~500万円です。ほとんどのボイラーを取り扱える特級ボイラー技士の中には、500万円以上稼いでいる人もいます。さらに、人のうえに立って指導するボイラー取扱作業主任者に資格手当てを付与する事業者は多いです。経験を積めば積むほど、給料アップが期待できます。
5.1級、2級ボイラー技士の試験について
1級、2級ボイラー技士の資格を取得する前に、試験概要について把握しておかなければなりません。そこで、1級・2級ボイラー技士それぞれの試験概要を詳しく説明します。
5-1.1級ボイラー技士の試験概要
1級ボイラー技士の受験資格や試験日時、場所、受験料など詳細を説明しましょう。
5-1-1.受験資格
1級ボイラー技士の受験資格は決まっています。受験できる者は以下のとおりです。
- 2級ボイラー技士の免許を受けた者
- 学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校等でボイラーに関する学科を修め卒業した者。かつ、その後1年以上の実地修習を経た者
- 熱管理士免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取り扱い経験者
- 海技士(機関3級以上)の免許を受けた者
- ボイラー、タービン主任技術者の免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取り扱い経験者
- 保安技術職員国家試験規則による汽かん係員試験に合格した者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取り扱い経験者
5-1-2.試験日時
1級ボイラー技士の試験は年に7回ほど実施されています。試験時間は午前10時~12時、午後13時30分~15時30分にわかれており合計4時間の試験です。ボイラー試験日程の詳細は、公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPで確認できます。
5-1-3.場所
試験が実施される場所は公益財団法人安全衛生技術試験協会の各センターになります。主に、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国四国・九州です。センターによって開催日が異なるため、必ずチェックしてください。
5-1-4.受験料
1級ボイラーの免許試験にかかる受験料は6,800円です。支払い方法は受験申請書に含まれている払込用紙を使用して郵便局、または銀行で支払います。
5-1-5.申し込み方法
まず、受験申請書を請求しなければなりません。請求は公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPからできます。請求後、受験申請書類を作成して各安全衛生技術センターに提出、受験票を受け取れば受験可能です。
5-1-6.試験内容
1級ボイラー技士の試験科目は、主に以下のとおりです。
- ボイラーの構造に関する知識…熱および蒸気、種類および型式など主要部分の構造、材料等
- ボイラーの取り扱いに関する知識…点火、使用中の留意事項、ボイラー水およびその処理など
- 燃料および燃焼に関する知識…燃料の種類、燃焼理論など
- 関係法令…労働安全衛生法、ボイラーおよび圧力容器安全規則など
5-1-7.実地試験について
ボイラー技士に実地試験はありません。ただし、ボイラー技士に関連するボイラー溶接士の試験には学科と実技の両方があります。
5-1-8.難易度・合格率
1級ボイラー技士の難易度は高くないです。ボイラー技士試験は全体的に「やや易しい」といわれています。近年の合格率を調べてみると、1級は55%でした。受験者の2人に1人が合格している割合です。
5-1-9.注意点
申請書類の記入もれ、不備が見つかった場合は受理されないので気をつけてください。申請書類に記入したら最低でも2~3回はくり返し見直しましょう。
5-2.2級ボイラー技士の試験概要
2級ボイラー技士の受験資格や試験日時、場所、申し込み方法など詳しく説明します。2級ボイラー技士の資格取得を考えている方はぜひ参考にしてください。
5-2-1.受験資格
2級ボイラー技士の受験資格はありません。ただし、免許を受けるには以下の条件をクリアする必要があります。
- 学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校等においてボイラーに関する学科を修め3か月以上の実地修習を得た者
- 6か月以上ボイラー取り扱いの実地修習を経た者
- 都道府県労働局長または登録教習機関がおこなったボイラー取扱技能講習を修了、4か月以上小規模ボイラーを取り扱った経験がある者
- 登録ボイラー実技講習機関がおこなうボイラー実技講習を修了した者
- 熱管理士免状を有する者で、1年以上の実地修習を経た者
- 海技士免許を受けた者
- 海技士の免許を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラー取扱経験者
- ボイラー、タービン主任技術者免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラー取扱経験者
- 保安技術職員国家試験規則による汽かん係員試験に合格した者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験がある者
- 鉱山において、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験がある者
5-2-2.実務試験について
2級ボイラー技士の実務試験はありません。しかし、免状を受けるためには実務経験・実地修習が必要になります。そこで、都道府県労働局長登録講習機関が定期的に開催している「ボイラー実技講習」に受講してください。ボイラー取扱技能講習とはまったく別物であり、ボイラー実技講習は実務経験・実地修習を有しない者のために実施されている講習になります。
5-2-3.試験日時
2級ボイラー技士の試験は1か月に1回おこなわれています。1級ボイラー技士と同じく、試験時間は午前と午後にわかれて開催される仕組みです。
5-2-4.試験場所
試験場所も1級ボイラー技士と同じです。公益財団法人安全衛生技術試験協会の各センターで開催されます。
5-2-5.受験料
受験料は1級ボイラー技士と同じく、6,800円支払います。申請書についている振込用紙に従って、郵便局または銀行で支払いを済ませてください。
5-2-6.申し込み方法
公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPから申請書を請求して申し込みをします。提出先は各安全衛生技術センターです。センター窓口へ直接持参することもできます。郵送の場合は受験希望日の2か月前~14日前までに郵送しなければなりません。
5-2-7.試験内容
2級ボイラー技士の試験内容は以下のとおりです。
- ボイラーの構造に関する知識
- ボイラーの取り扱いに関する知識
- 燃料および燃焼に関する知識
- 関係法令
それぞれの内容は1級ボイラー技士と変わりません。ただ、2級のほうが出題範囲は狭くなります。
5-2-8.難易度・合格率
近年の合格率を見てみると、2級ボイラー技士の合格率はおよそ60%です。きちんと勉強すれば誰でも合格できる確率になります。1級ボイラー技士よりも難易度は高くありません。「やや易しい」レベルといっていいでしょう。
5-2-9.注意点
実務試験の項目で説明したとおり、2級ボイラー技士の資格取得には「実務経験」が必要です。試験に合格しても実務経験・実地修習を修了していなければ付与されません。実務経験・実地修習を修了していない方は、必ず「ボイラー実技講習」を受けてください。実技講習に関しては以下のURLを確認しましょう。
5-3.1級と2級の違い
1級と2級の試験内容における違いは大差ないです。どちらかといえば、1級のほうが2級よりも問題数が多く、出題範囲も幅広くなっています。また、1級ボイラー技士になれば2級ボイラー技士で取り扱うことができないボイラーの取り扱いができるのです。自分がどんな現場で働くのか、取り扱うボイラーの種類を踏まえたうえで資格を取得しましょう。
6.特級ボイラー技士とは
1級・2級ボイラー技士よりも難易度が高いといわれているのが「特級ボイラー技士」です。では、特級ボイラーとはどんな資格なのでしょうか。
6-1.特級ボイラー技士の職務
1級・2級ボイラー技士の職務が一般社員向けなら、特級ボイラー技士は工場の管理職向けです。全体的なマネジメントが求められます。容量の大きいボイラーの取り扱い、管理はもちろんのこと、作業員・技術者のまとめ役やボイラーの導入・改善・更新など職務は幅広いです。
6-2.特級ボイラー技士の資格概要
特級ボイラー技士の資格取得にはボイラーの取り扱い経験を積んでおかなければなりません。なぜなら、特級ボイラーの資格を取得できる者は限られているからです。1級ボイラー技士免許を受けた後、5年以上の取り扱い経験、または3年以上のボイラー取扱作業主任者の経験などが必要になります。
6-3.特級ボイラー技士の試験概要
特級ボイラーの試験は1年に1回おこなわれています。試験内容は1級・2級ボイラー技士と大差ないですが、合格率がおよそ23%です。1級・2級ボイラー技士の試験は2人に1人が合格する確率でした。けれども、特級ボイラー技士の試験内容は経験を積んでおかなければわからない内容です。
6-4.受験資格・実務経験の証明について
受験資格・実務経験を証明するには「ボイラー取り扱い実務経験従事証明書」が必要です。免許試験合格通知書とともに、証明書も添付しなければなりません。ボイラー取り扱い実務経験従事証明書の用紙は厚生労働省のHPからダウンロードできます。
6-5.注意点
いきなり特級ボイラー技士を受験しようとする人はほとんどいません。まずは、2級・1級ボイラー技士の試験を受けて、経験を積んでから特級ボイラーの試験を受けてください。また、2級・1級ボイラー技士の資格取得だけでいいと思っている人は多いです。けれども、出世するためには特級ボイラー技士を取得しておいたほうがいいでしょう。
7.ボイラー取扱技能講習について
小型ボイラー、小規模ボイラーを取り扱う人は「ボイラー取扱技能講習」を受けなければなりません。一体どんな講習になるのか、詳しく説明します。
7-1.ボイラー取扱技能講習の概要
ボイラー取扱技能講習を修了した者は小規模ボイラーや小型ボイラーに関する一定の作業をすることができます。つまり、小規模ボイラー・小型ボイラーを取り扱うには必要な資格です。クリーニング業や蒸気・温水供給に使うボイラー、小規模の病院やホテル・旅館などの空気調和、給湯に使うボイラーなどが対象になります。
7-2.受験資格
ボイラー取扱技能講習に受験資格はありません。誰でも受講できる講習です。ただし、学科講習の後に実施される修了試験にパスしなければなりません。
7-3.講習日時
講習会は一般社団法人日本ボイラー協会の都道府県支部ごとに開催されています。日時は定期的なので具体的に決まっていません。講習日時に関しては都道府県支部のHPをチェックしてください。
7-4.講習内容
講習内容は主に5科目あります。実技はありません。
- ボイラーの構造に関する知識
- ボイラーの取り扱いに関する知識
- 点火および燃焼に関する知識
- 点検および異常時の処置に関する知識
- 関係法令
7-5.修了試験
学科講習の後、修了試験がおこなわれます。修了試験の内容は基本なので、しっかり講習で理解しておけば安心です。
7-6.申込先
申込先は一般社団法人日本ボイラー協会の各支部になります。自宅から近い支部を選択して申し込みをしてください。申込用紙なども支部のHPからダウンロードできますよ。
8.ボイラーに関してよくある質問
ボイラーに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。わからないこと、疑問点があれば必ず解決したうえで試験に挑んでくださいね。
8-1.長府ボイラーとは?ボイラーのメーカーが知りたい
石油・ガス給湯器など取り扱っているメーカー「長府」から出ているボイラーです。主なボイラーメーカーには、川崎重工業、日本サーモエナー、サムソン、三菱重工業、大阪ボイラー製作所、ワールドテクノなどがあります。
8-2.ボイラーの耐用年数は?
ボイラーの耐用年数はおよそ10年です。メーカーの部品保有期間が10年なので、10年以上経過すれば簡単に修理できなくなります。
8-3.ボイラー技士の資格は永久?
ボイラー技士の資格を取得すれば永久に持ち続けることができます。更新は必要ありません。
8-4.おすすめのボイラー技士試験の過去問は?
ボイラー技士の過去問は公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPから確認できます。また、過去問題集としては「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」「1級ボイラー技士試験公表問題解答解説」がおすすめですよ。
まとめ
ボイラー取扱作業主任者として働くには、ボイラー技士など関連する資格を取得しなければなりません。また、取り扱うボイラーの容量や種類、伝熱面積によって必要な資格が異なります。どの資格を取得すればいいのか把握したうえで試験勉強をしてくださいね。
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