自社ビルメンになる方法は? 就職・転職に有利な資格も教えます!

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「自社ビルメンになりたい」とお考えではないでしょうか。自社ビルメンは、ビルメンの中でも安定性の高さなどが魅力ですよね。しかし、有利な条件で就職・転職するためには、資格を取得することが必要となります。今回は、自社ビルメンになる方法や資格取得について詳しく解説しましょう。

  1. 自社ビルメンとは?
  2. 自社ビルメンになる方法
  3. ビルメンに必要な資格について
  4. ​自社ビルメンに関するよくある質問

この記事を読むことで、自社ビルメンのことがよく分かり、必要な資格取得を目指すことができます。まずは、記事を読んでみてください。


1.自社ビルメンとは?

最初に、自社ビルメンの特徴やメリット・デメリットなどを見ていきましょう。

1-1.自社ビルメンとは

自社ビルメンは、自社内の設備管理に当たります。主な仕事内容は、以下をご覧ください。

  • 電気・空調・衛生設備の管理やメンテナンス
  • 電気・空調・衛生設備の点検
  • 電気・水道などのメーター検針
  • 蛍光灯やLED照明などの交換
  • 外部業者への修理・工事手配や取り次ぎ

1-2.独立系ビルメンや系列系ビルメンもある

自社ビルメン以外にも、ビルメンには以下のような種類があります。

  • 独立系ビルメン:ビル管理会社などに所属し他社の建物設備を管理する
  • 系列系ビルメン:親会社の建物設備を子会社の社員として管理する

独立系ビルメンや系列系ビルメンは、他社の施設整備担当者などの指示を受けて仕事に当たります。担当者との相性や指示の仕方によって、仕事のやりやすさや質が大きく影響を受けるのが特徴です。

1-3.安定した職場環境と待遇が望める

自社ビルメンは、独立系ビルメンや系列系ビルメンと比べると職場環境や待遇が安定していることが大きなメリットです。また、営業職のようにノルマに追われることもなく、心身共に楽な仕事と言えます。バリバリ働きたい人よりも、安定した職場環境と待遇を得てマイペースで働きたい人に向いているでしょう。

2.自社ビルメンになる方法

自社ビルメンになるための方法を詳しく解説します。

2-1.企業に就職し設備課や施設課の配属を狙う

自社ビルメンになるには、企業に就職してビルメンの仕事をしている部署に配属されることが確実な方法です。ただし、必ずしも希望どおりの配属になるとは限りません。設備課や施設課は、中高年以上の社員が多く、なかなか欠員が出ないからです。希望とは違う部署に配属された後も、折を見て異動願を出し、チャンスを待ちましょう。異動になるまで、自社ビルメンに必要な資格取得に励むなどしておくことをおすすめします。

2-2.公になる求人数は少ない

自社ビルメンの求人は少ないと言えます。なぜなら、自社ビルメンは欠員が出た場合だけの募集だったり社内人事で対応したりする企業が多いからです。従って、就職や転職で自社ビルメンを狙うのは、やや難しくなります。しかし、転職エージェントなどに登録しておけば、自社ビルメンの非公開求人を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。企業の人事部などに努める知り合いに話をし、欠員が出たら教えてもらうのもいい方法です。

3.ビルメンに必要な資格について

ビルメンに必要な資格の種類や取得方法などを詳しく解説します。

3-1.ビルメン4点セットを取得しよう

自社ビルメンとして仕事をするためには、「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格を取得するといいでしょう。ビルメン4点セットとは、以下の4つです。

  • 第二種電気工事士
  • 危険物取扱責任者(乙4)
  • ボイラー2級技士
  • 第3種冷凍機械責任者

上記の4つの資格があればビルメンとしての仕事の幅が広がり、企業にとっても貴重な人材となれます。自社ビルメンとして働き続けるためにも、ぜひ取得しておきましょう、

3-2.ビルメン4点セットの概要や取得方法

ビルメン4点セットの資格それぞれの概要や取得方法を解説します。

3-2-1.第二種電気工事士

第二種電気工事士は、一般住宅や店舗などで、600ボルト以下で受電する設備の工事が可能な資格です。資格を取得するには、年2回実施される国家試験に合格し免状を取得する方法があります。合格率は40~50%程度です。試験の詳細については、一般財団法人電気技術者試験センターの案内ページを参考にしてください。

3-2-2.危険物取扱責任者(乙4)

危険物取扱責任者(乙4)は、危険物第4類(ガソリン・石油など)の取り扱いや管理ができる資格です。危険物取扱責任者の中でも、乙4は人気が高く、都市部ではほぼ毎週試験を受けることができます。試験は筆記試験だけでマークシート方式となり、合格率は30%程度です。なお、試験の詳細は、一般財団法人消防試験研究センターの案内ページをチェックしてください。

3-2-3.ボイラー2級技士

ボイラー2級技士は、伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラー取扱作業主任者になれる資格です。試験は、全国7か所の会場で毎月1~2回程度実施され、合格率は50~60%程度となります。なお、試験の詳細は、公益財団法人安全衛生技術試験協会の案内ページを参考にしてください。

3-2-4.第3種冷凍機械責任者

第3種冷凍機械責任者は、1日の冷凍能力が100t未満の製造施設で製造に関する保安業務ができる資格です。試験は筆記試験だけで、年1回各都道府県にて行われます。合格率は、30~40%程度です。なお、より詳しい試験内容は、高圧ガス保安協会の案内ページを参考にしてください。

4.自社ビルメンに関するよくある質問

最後に、自社ビルメンに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.自社ビルメンにもパソコンのスキルは必要?
A.必要でしょう。パソコンで報告書や日報の記入や管理をしている企業が多いからです。また、設備点検の日程管理や外部との連絡なども、日常的にパソコンを使用することでしょう。効率よく業務を行うためにも、パソコンのスキルアップに励んでください。

Q.女性でも自社ビルメンを目指すメリットはある?
A.職場環境や待遇が安定しており、残業が少ないことで家事や育児との両立がしやすい点がメリットです。大企業の自社ビルメンならば、複数の人員で仕事を回すため、休みも取りやすいことでしょう。女性でも知識と技術があればできる仕事なので、安心して目指してください。

Q.自社ビルメンの年収はどのくらい?
A.自社ビルメンの場合は、企業規模や業種・業績によって大きく異なります。たとえば、大企業で業績がいい場合、年収600万円以上もらえることもあるでしょう。中小企業で業績が厳しければ、年収300万円程度になることもあります。

Q.自社ビルメンでスキルアップすれば独立できる?
A.可能です。ただし、常に向上心を持って仕事に当たり、上位資格の取得を目指すことが必要不可欠でしょう。また、独立したときのために、人脈を広げておくことも忘れないでください。

Q.自社ビルメンは社内評価が低いと言われたのですが?
A.確かに、営業職など数字で成果が見える職種と違い、ほかの人から仕事ぶりが分かりにくいことは事実です。しかし、自社ビルメンは社内の設備を適切に維持・管理することで社員が快適に仕事をする環境を整えています。必要不可欠な仕事をしていることに誇りを持ちましょう。

まとめ

今回は、自社ビルメンについて詳しく解説しました。自社ビルメンは、ほかのビルメンに比べて安定した職場環境と待遇が大きな魅力であり、マイペースにコツコツ働きたい人に特におすすめです。自社ビルメンになるには、企業の設備課や施設課などに配属される必要があります。求人数は多くないため、転職エージェントや知り合いのつてなどを利用して探してみてください。なお、自社ビルメンとして仕事をしたいならば、ビルメン4点セット資格取得を目指しましょう。就職・転職に有利になるだけでなく、仕事の幅が広がって、昇給するなどのメリットがあります。

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